夏期学生大会
2004年度夏期学生大会総括
開催日:2004年6月15日火曜日
開催場所:兼松講堂
開会時間:15時16分
採決開始:18時25分
閉会時間:18時45分

延べ参加者数:186名(うち1年生110名、2年生76名)
採決参加者数:142名 ⇒ 不成立
可決に必要な人数:71名




議案1:国立大学法人化に関する諸問題について
(賛成256票 反対0票 保留15票⇒ 可決)


<決議事項>

 今年4月から国立大学法人となった一橋大学において、以前から懸念されていた問題が現在も未解決のままとなっている。前期自治会及び後期学生会は、これら懸念されている問題が現実のものにならないためにも、以下に大学の自治及び運営について三点の基本的考えを示し、さらにいくつかの重要事項について大学側に要請する。

  1. 大学は、教育の自由の理念に基づき、いかなる政治権力の介入からも自由かつ自律した高等教育機関であり、自由な研究教育活動とそれを保障する大学の自治の発展を図る。
  2. 学生が、大学の構成員として、教員・職員とともに大学の自治・運営に携わるという、「三者構成自治」の理念を、一橋大学の自治の在り方として今後も堅持し、大学の民主的運営の充実を図る。
  3. 教育を受ける権利に基づく教育の機会均等の理念から、学費・奨学金制度など学生生活環境、学課教育環境、そして課外活動環境の充実を図る。
  4. 今後、前期自治会及び後期学生会は、これまでの学生生活の環境の維持と更なる発展を図るべく、執行委員会を中心に、各自治団体、そして学生一人一人と連携し、国立大学法人化に関する諸問題に取り組むことを決意する。


学費

これまで前期自治会及び後期学生会は、教育の機会均等の観点から一貫して学費の値上げに反対し、その値下げを要求してきた。今後もこの姿勢に変わりはなく、法人化により危惧されている学費の値上げについては、合理的な理由のもと全学生もしくは学生の代表を交えて協議を行なう制度を設けるよう大学側に求める。また学生との協議を経ない一方的な学費の変更には反対する。


学生支援

課外活動やその他学生生活に関する大学側の支援について、今後もこれら支援の維持・充実を図り、学生に不利益にならないよう大学側に求める。また、これら支援にかかわる問題については、当事者たる学生の参加の下に議論が行なわれることを要望する。


三者構成自治

国立大学法人化には、『中期目標・中期計画』の提出や事後評価、また学外理事の存在など大学の自主・自律性を脅かし、さらには教育の自由、大学の自治をも脅かしかねない危険性が含まれている。これに対し、一橋大学の伝統的な自治の仕組みである「三者構成自治」を尊重し、全構成員が民主的な大学運営の充実を図ることを確認する。


学長・副学長選

 「三者構成自治」の理念の実践の一つである、学長選考及び学生担当副学長(旧学生部長)選考に対して行なわれる学生投票の制度を、今後も堅持し、更なるこの制度の発展を図るよう大学側に求める。


確認書 

前期自治会及び後期学生会は、これまで学生と大学の最高意思決定機関である評議会との間で締結された「確認書」は、当然今後も引き続き効力あるものと考える。しかし法人化により、これまでの評議会は、教育研究評議会となり、この性格も改められた。そこで、この「確認書」が今後も確実に引き継がれるよう、そして締結相手を今後も大学側の最高意思決定機関たる機関にするよう、大学側に要求する。
 また、これまで学生側と大学側にあった慣行については、十分尊重し、最大限維持するよう求める。





議案2:施設問題について
(賛成132票 反対3票 保留7票 ⇒ 可決)


<決議事項>

一橋大学にある施設には整備不良が目立つところや充実していないところがある。このような施設不備によって学生生活に支障が出ないよう、大学側に次のように設備面の改善を求める。



議案3:奨学金制度拡充に向けて
(賛成130票 反対1票 保留11票 ⇒ 否決)

 <決議事項>

「独立行政法人 日本学生支援機構」の奨学金制度について、日本育英会が行っていた時と同程度の奨学金支給の水準及び条件を維持し、さらに無利子奨学金枠の拡大や給付制奨学金の導入など、奨学金制度の抜本的な充実を求める。



議案4:本学独自の奨学金制度について
(賛成270票 反対3票 保留30票 ⇒ 可決)
<決議事項>

一橋大学独自の奨学金制度が導入される際に、制度内容の検討・決定に学生の意見を取り入れること、制度についての情報を広く学生に広報することを要求する。



議案5:防犯問題について
(賛成114票 反対2票 保留26票 ⇒ 可決)
<決議事項>

学生会館は、学生の管理の下に24時間使用することが認められている。しかし、学生会館管理運営委員会をはじめ、現在の管理体制はあまりに雑なものとなっており、万全とはいいがたい。学生会館で盗難が起こったという事実は、このことを如実に物語っている。このため、学生会館管理運営委員会に対して、次のことを求める。



議案6:2004年度前期自治会予算案
(賛成87票 反対14票 保留41票 ⇒ 可決)


特別決議案1:KODAIRA祭実行委員会からの議案提示
(賛成120票 反対3票 保留19票 ⇒ 可決)

<決議事項>



特別決議案2:公衆電話の設置について
(賛成75票 反対5票 保留62票 ⇒ 可決)
<決議事項>

大学に対し、東キャンパスに公衆電話のわかりやすくて使いやすい場所への設置を要求する。



特別決議案3:学生大会時の休講措置について
(賛成124票 反対0票 保留18票 ⇒ 可決)
<決議事項>

学生大会時の3、4限時の休講を大学側に対して要求する。

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